世 界社会主義運動(WSM)の「目標と原則宣言」

この宣言は,「世界社会主義運動」の組織的基礎をなしており、最初に「イギリス社会主義党」が結成された1904年に書かれた歴史的な文書だから、もとの 文章が保持されている。

目標:
富の生産と分配が社会の構成員全体の利益に沿って行われるように、生産・分配手段が共同所有され民主的に管理される社会制度を確立することである。

原則宣言:
「世界社会主義運動」の加盟党は、以下の基本理念を掲げている。

1.現在の社会構成は、資本家階級による土地、工場、鉄道などの生活手段の占有の上に成り立っており、その結果として社会のすべての富を生産する労働者階 級が奴隷状態に置かれている。

2.それに伴って、「生産しない所有者」と「生産する非所有者」の階級闘争として現れる対立が社会の中に存在する。

3.階級的対立を除去する唯一の方法は、生産・分配手段を社会の共通財産に変革し、それらを社会の構成員全体による民主的管理のもとにおくことによって、 労働者階級を資本家階級の支配から解放することである。

4.社会発展の順序から見れば、最後に解放される階級が労働者階級なのだから、その解放は同時に、人種と性別を問わない全人類の解放を意味する。

5.労働者階級の解放は労働者階級自身の任務である。

6.軍隊を含む政府機構は、資本家が労働者から搾り取った富の独占を維持する役割を果たしている。労働者階級は、この政府機構を、抑圧のための手段から支 配階級的・金権的な特権をひっくり返す解放のための手段に変革するために、全国および地方レベルの権力を勝ち取るよう、自らを意識的にまた政治的に組織す べきである

7.すべての政治的党派はそれぞれの階級利益の表現にほかならず、労働者階級の利益は、支配階級のすべての階層の利益と完全に対立するので、労働者階級の 解放を目指す政党は、その他のすべての政治的党派と対立せざるを得ない。

8.したがって「世界社会主義運動」(WSM)に加盟する各政党は、公然のブルジョア政党であれ自称の労働政党であれ、他のすべての政治的党派に対して断 固たる闘いを行うために、政治的行動の場に赴き、労働者の労働成果を奪う社会制度が速やかな廃止され、貧困が快適に、特権が平等に、隷属が自由に変わるこ とを目指して、あらゆる国の労働者がWSMの旗の下に馳せ参じることを呼びかける。